GDPってどんな経済指標?

GDPとは(Gross Domestic Product)の略字で、日本語では「国内総生産」と訳されます。一定の期間に国内で生産されたモノやサービスに支払われたお金の総額であり、国の経済力を分析する時などに使われる統計データのひとつです。

GDPとは

GDPとは(Gross Domestic Product)の略字で、日本語では「国内総生産」と訳されます。新聞やテレビなどで経済の話が出る時には、よく見かける言葉です。日本の国の経済力を分析する時などに使われる、統計データのひとつですね。GDPは一年間とか四半期(3ヵ月)とか一定の期間に、国内で生産されたモノやサービスに支払われたお金の総額です。これには家事労働やボランティア活動などの価値は含まれません。http://www.woman110.com/200807/column29.html
経済が好調な時は、購買意欲も増してお財布のヒモもゆるみがち。この際だからと海外などに旅行へ行ったり、娯楽への抵抗も少なくなって消費は増えます。また企業も効率よく生産量をあげるために新しい設備に替えたり、人を補充したりします。こうしてGDPの値は大きくなります。不景気になれば当然消費は控えられ、企業は設備投資どころではなくなります。GDPの値は下がります。
少し前までは日本の経済を語るときには、よく「GNP」という言葉が使われていました。GNPとは「Gross National Product:国民総生産」という意味で、日本人が使ったお金の総額で、海外での日本人の生産量に対する支払も含めます。日本にいる外国人が使ったお金は含まれません。かつては、海外で仕事をする日本人や日本企業は少なかったし、日本で仕事をする外国人も少なかったので、GNPでも、国内経済の状況を表すことが出来ました。しかしグローバル化が進み、現在のように海外で仕事をする日本人や日本企業が増え、また日本で仕事をする外国人や外国企業が増えると、GNPで国内の経済成長の様子を語るのは不適当になってきました。そこで外国人や日本人の区別をせず、国内でどれだけのお金が使われたのかを示すGDP(国内総生産)が日本の経済の分析の基本に使われるようになりました。
こうしてGDPはその国の経済の豊かさを計る指標となりました。GDPに関する資料や統計は内閣府のホームページでも見ることができますが、日本のGDPは国際連合が定めた「国民経済計算体系」(SNA:A System of National Accounts)を基準にして統計が出されています。この統一規格を採用することで、国際的な比較ができ、現在の日本が経済的な面でどんな位置におかれているかが解ります。
GDPには「名目GDP」と「実質GDP」の二種類があります。支払われたお金だけで計算された名目GDPに対して、物価の影響も考慮しその分を差し引いたのが実質のGDPです。そして名目GDPを実質GDPで割って出した数値が「GDPデフレーター」と言われる物価指標です。基準値よりもマイナスの数値が導き出されれば、物価が下降であるということでデフレ。プラスであれば物価が上昇しているという事でインフレを表します。こうしてGDPデフレーターは、景気が良いか悪いかの判断のひとつになりますが、現在の日本はここ何年もデフレ状態を脱却できていません。