GDPってどんな経済指標?

GDPとは(Gross Domestic Product)の略字で、日本語では「国内総生産」と訳されます。一定の期間に国内で生産されたモノやサービスに支払われたお金の総額であり、国の経済力を分析する時などに使われる統計データのひとつです。

名目GDPって?

GDPとは「国内総生産」のことで、一定期間に生産されたモノやサービスに支払われた合計額を表しています。製造や販売される時の仕入れ値などは除外されます。あくまでも、国内が対象で、日本の企業が海外で生産したモノやサービスは含まれません。GDPには「名目GDP」と「実質DGP」の2種類があります。どちらも国の経済の成長をみるものです。
名目GDPとは、単純に一定期間にその国が得たモノやサービスの付加価値(売上高から仕入れ値などをひいた純粋な対価)の総和です。計算は単純な掛け算です。一定期間に生産されたモノの数量に市場価格をかけて、それらをすべて合計することで求めることができます。モノやサービスの値段が2倍になったら当然名目GDPも2倍になります。しかしその数値だけを見ていても、本当の経済の動きはわかりません。前年度の数値と比較しても数値が2倍になっているだけで、本当に経済が活発に成長した結果かどうかはわかりません。なぜなら物価の変動などの要素が無視されたままの数値になっているからです。同じ製品でも今年は物価が上がって原料などの仕入れ値が高くなっているので、消費者が手にする最終の価格を高くしているかもしれません。または物価が下がったので、値段を安くしても数量を多く販売したのかもしれません。そういうことは合計された数字には表れてきません。名目GDPだけを見てその国の経済状態を判断することはできないのです。
そこで、物価などの要素を取り除いて計算されたものが「実質GDP」です。名目GDPは単純に金額だけを追っていて、物価の変動などによる正確な生産量や成長率などは表されません。物価変動の影響を除いた実質GDPのほうが経済の実状を知る上で重視されているのです。 2012年の名目GDPの世界一はアメリカ、2位は中国、3位が日本です。(USドルに換算して見ています。日本は2010年に長年の2位から転落)。中国の経済成長はこのようにGDPの数字にも表れています。ネットで中国の名目GDPの推移のグラフを見てみると、急激な右肩上がりで数値が上がり続けているのが解ります。GDPの数値によって、その国の生産力などの経済の活発さは解りますが、本当に国民が幸せかどうかまではわかりません。