GDPってどんな経済指標?

GDPとは(Gross Domestic Product)の略字で、日本語では「国内総生産」と訳されます。一定の期間に国内で生産されたモノやサービスに支払われたお金の総額であり、国の経済力を分析する時などに使われる統計データのひとつです。

GDPデフレータって?

GDPは、一定の期間(1年間とか四半期)に国内で新しく生産されたモノやサービスの総額のことです。これは原材料や部品などの仕入れ値を含まない純粋な利益「付加価値」だけで計算されたものです。GDPには名目GDPと実質GDPとがあり、名目GDPは単純に売れた「付加価値」の生産数量に市場価格をかけた計算で表されます。物価が上昇している時や物価が下がった時の要素は度外視された数字になるので、その国の正確な成長率などは表現できません。名目GDPが2倍になっても、それは生産量が2倍になった為ではなく、物価が2倍になったため、ということもあるわけです。それに対して物価変動の影響を取り除いて計算したものを実質GDPといいます。例えば前年と同じものを生産しても物価高騰のために原材料が高くなり、今年はその分を上乗せして販売したとしても、実質GDPの計算では、もとの基準値に戻して計算します。
名目GDPを実質GDPに計算し直す時に使われる物価指数を「GDPデフレーター(GDP deflator)」といい、「名目GDP÷実質GDP×100」%で表されます。実質GDPを計算することで、経済の実際の成長率がわかります。このデフレーター(deflator)とは、deflate—タイヤなど膨らんだものの空気を抜く・しぼませる、という意味を語源とする言葉だそうです。物価が上昇したことによって名目GDPのふくらんだ部分をしぼませ、実質GDPを算出するために使われます。http://ejje.weblio.jp/content/Deflator
GDPデフレーターは物価変動を無視した名目GDPと物価変動を考慮した実質GDPの比になりますから、物価自体の変動の比率を表すものでもあります。GDPデフレーターの増加率がプラスの時はインフレ、マイナスの時はデフレを表していることにもなります。つまり名目GDPと実質GDPが同じ時は基準年よりも物価が変動していないということになりますし、名目GDPの数値が実質GDPよりも大きいと基準年より物価上昇でふくれた部分が大きいことになるのでインフレとなり、逆の場合は物価が下降していることになってデフレです。ちなみに現在はその前年を基準年としています。