GDPってどんな経済指標?

GDPとは(Gross Domestic Product)の略字で、日本語では「国内総生産」と訳されます。一定の期間に国内で生産されたモノやサービスに支払われたお金の総額であり、国の経済力を分析する時などに使われる統計データのひとつです。

日本のGDP

「日本は世界で第3位の経済大国」というような言われ方をされる時、大抵これはGDPのランキングによるものです。1位はアメリカ、2位は中国、そして3位が日本です。つまり、GDPはその国の経済規模を示しているともいえます。GDPには「名目GDP」と「実質GDP」の二種類があります。お金だけで計算した名目GDPに対して、物価の影響も考慮しその分を差し引いたのが実質のGDPです。インターネットで、最近の実質GDPの推移を調べて見ると、2007年あたりまでは年々順調に伸びていますが2008年で下がり、2009年でがくんと下がっています。2010年には少し持ち直しますが2011年にはまた下がっています。
2009年のニュースを見ると、衆議院選で自民党が破れ民主党が政権を握り、政権交代した年です。このころから経済が不安定になっています。トヨタ自動車の赤字など大手企業の経営不振が続き、世界的な金融危機が続いて歴史的な円高と言われ、需要の落ち込みや景気悪化の長期化が懸念されて、新聞やテレビで連日のように話題に取り上げられていました。2011年には東日本大震災がありました。2012年には再び上昇しています。http://seiji.yahoo.co.jp/
11月14日、内閣府は2013年四半期(7−9月期)の国内総生産(GDP)速報値を発表しました。内閣府のホームページに載っているポイント解説を読むと、物価の影響を除いた実質GDPは0.5%(年率で1.9%)、名目GDPは0.4%(年率1.6%)と実質、名目ともに4 四半期連続のプラス成長となっています。しかし4−6月期のGDP成長率は実質GDPで0.9%(年率3.8%)、名目GDPで0.9%(3.7%)の増でしたから、ここにきて急に伸び率が減速したことになります。この内訳をみると、輸出の比率が前年比で少なくなっており、消費も伸びていないことが原因にあるようです。物価の指標となるGDPデフレーターは前年同期比でマイナス0.3%、4−6月期のマイナス0.5%に続きマイナス水準にとどまっていると解説されています。
ネットのデータでは、ここ何年も実質GDPは上昇傾向ですが、名目GDPは1998年あたりからたいして伸びずに、横ばいと言った感じです。これによって物価の傾向が解るGDPデフレーターの数値もやはり1998年ごろを境にずっと下落傾向です。1998年は日本経済の景気の谷と言われる時期で、実質の成長率がマイナスに転じました。最近は実質GDPが上昇傾向ではありますが、名目GDPは2009年に大きく下落して以来なかなか速やかな回復は見られないようで、GDPデフレーターはマイナスとなりデフレが続いているといえます。経済があまり活発に動いていないということになりそうです。ただ、2014年4月に消費税が5%から8%に引き上げられる予定であるので、アナリスト達は、消費税が上がる前の駆け込み需要を予想しています。それによって来年3月までの2013年度後半における個人消費に対する懸念は、あまり強くないのではないかと読んでいるのだとか。