世界中で活躍するドルを学ぶ

アメリカ合衆国の通貨であり、基軸通貨としても知られている「ドル」ですが、実はオーストラリアや香港など20ヶ国以上の国で自国通貨として使われているなど、世界中で活躍しています。

世界中で活躍するドルを学ぶ

外貨預金

外貨預金とは、日本円をアメリカ・ドル、ユーロ、イギリス・ポンド、オーストラリア・ドル、ニュージーランド・ドル、スイス・フラン、南アフリカ・ランドなど、外国の通貨に換えて預け入れる金融商品です。外貨預金の特徴は、何といっても円預金よりも金利が高いことと、為替差益を受け取ることができるという事でしょう。
現在日本の銀行で円預金した場合、相変わらず低金利です。利息はほんの少しにしかなりません。定期預金で見るとメガバンクで0.03%、ネットバンクで0.45%ほどです(2014年1月 5年もの定期預金)。せっかくの大切な資産を銀行に預けていても利息は期待できません。一方、外貨預金の場合は通貨によってかなり差があり、米ドルは現在で0.22%と、円預金の金利とたいして変わらす低金利ですが、しかしオーストラリア・ドルになると3.00%と、かなり高金利です。(2014年1月 住信SBIネット銀行1年もの)
ただし、いくら外貨預金が高金利だからといっても、金利以外にも為替の変動によっては元本がプラスになったり、マイナスになることがあります。「為替差益」「為替差損」ですね。例えば為替レートが1ドル=100円の時に100万円分(1万ドル)の外貨預金を始めたとします。1年後の満期時のレートが1ドル=110円になっていたら(円安)、110万円となって10万円の利益が発生していますから「為替差益」と言えますね。それが1ドル=90円になっていたら(円高)、100万円が90万円になっているのですから「為替差損」ということになります。あわてて日本円に換金すると元本割れの恐れがあるのです。
さらに為替手数料という手数料の存在も馬鹿にできません。外貨預金の手数料というのは、各銀行、各通貨によって違ってきます。メガバンクである三菱東京UFJ銀行の場合1アメリカ・ドルあたり1円、1オーストラリア・ドルあたり2円の手数料がかりますし、ネットバンクの住信SBIネット銀行では1アメリカ・ドルあたり9銭、1オーストラリア・ドルあたりでは40銭です。これが預ける時と払い戻すときにそれぞれかかります。金利とどれだけの差があるのか見極めてから購入しないと、元本割れを起こしてしまう可能性が出てくることになります。しかも銀行の選択によってもずいぶん違ってしまいます。金利だけを見るのではなく、手数料や為替レートの動きも見極め、さらに銀行の選択も必要ですね。
またどの通貨を選択するか、という事も大事です。選択した通貨の国の政情が安定せず、内乱が起きて株が暴落した、経済破綻した、などということもあり得ます。政情が安定していない国は経済も不安定で、高い金利で何とか外貨を獲得しようとしますから、やけに高金利の時は逆に要注意です。選んだ通貨の国の政治や経済動向なども、いつも注目している必要があります。それを見極める判断材料のひとつとしては、資源が豊富な国かどうかという事が挙げられるでしょう。中東のオイルマネーが良い例ですね。世界的な経済危機が起こったとしてもダメージが少ないし、つまり通貨が暴落する可能性が少ないので、円に対しても価値が下がりにくい(円高になりにくい)と言えます。
条件を考え合わせれば、外貨預金としてアメリカ・ドルが一番安心、ということも頷けます。近年は、アメリカも借金が問題になっていますし失業率も高い、テロの標的になっているなど様々な問題があります。しかし「資源が豊富」であり、「ドルが基軸通貨である」ことや「軍事力が世界一である」などは、やはり現時点での判断材料として安心感があります。