世界中で活躍するドルを学ぶ

アメリカ合衆国の通貨であり、基軸通貨としても知られている「ドル」ですが、実はオーストラリアや香港など20ヶ国以上の国で自国通貨として使われているなど、世界中で活躍しています。

世界中で活躍するドルを学ぶ

「ドル箱」とは

昔から「100万ドルの夜景」や「ドル箱スター」などという言葉があります。どちらも「華やかである」「多くの利益をもたらす」などの意味で使われていますね。これを「100万円の夜景」と言ってしまうと、何かきわめて現実的になり、100万円ではあまり豪華には感じないかもしれません。
「100万ドルの夜景」については実際に神戸の夜景を表現したもので、外国船の船員が美しさのあまり感嘆して言った言葉である、という説と、1950年代にやはり夜景に感動した関西電力の副社長がコラムのタイトルに「100万弗の夜景」としたことから広まった、という説があるようです。この時の「100万ドル」は電気料金に換算した場合の額だそうです。「ドル」を使う事で、現実よりはイメージとして伝えているようです。また「ドル」という言葉には戦後の日本人の夢や希望が集約されていたのかもしれません。
さて、「ドル箱」ですが、金銭を生み出す人や組織などの意味が含まれます。本来の語源は金銭を入れた箱の事です。幕末のころ、横浜の外国人居留地にいた外国人たちが、日本に初めて「金庫」というものを持ち込んだと言われています。大変頑丈で火事になっても大丈夫、ということで評判になり、日本でも明治初期にはさかんに作られるようになったようです。外国人がこの箱にドル紙幣をいれていたので「ドル箱」となったという説が有力。また明治の初期にできた言葉で、千両箱をもじったものである、という説などがあります。
パチンコ・パチスロで、勝ち取った玉やメダルを入れておく箱も「ドル箱」と呼ばれているようですね。昭和50年代に塩ビの箱に替わった時に側面にドルのマークがついていたので「ドル箱」と呼ばれたとか。やはり何か「ドル」という言葉が大きな利益につながるようなイメージがあるのでしょう。